12/31/2018

一年の終わりを迎えて

2018年
 
全てがあっという間であり
 
まるで嵐のように過ぎ去った気がいたします。

更に年末のこの時期
家族が入院し
 
新たなる年も、病院で迎えることとなってしまい
身の回りの慌ただしさに
更なる拍車がかかっております。

毎日を健康に
笑顔で過ごせることの有難さを
身に染みて感じる年でもありました。

来年は、今日より明日、更には明後日と
確実に前進すべく
 
意識を切り替えて
迎えたいと思います。

 
皆様も
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。

愛と感謝を込めて
 
EMBELLIR
Michiyo







12/26/2018

美意識を鍛える

日本人の美意識は素晴らしい
 
と言われて来ました。

例えば、私たちが身に纏うもの

昔の日常着である
着物について触れてみてると

着物は
他人ではなく、自分を喜ばせるため
裏地という、見えないところにお洒落を施します
 
 
着物の色の合わせ方
小物の使い方
一人一人の美意識が表れ

 
更に言えば
日常的に美しく着物を着るためには
正しい姿勢であること
(取り分け着物は、
姿勢を正さないと窮屈で仕方ありません)
 
歩き方、所作
美しく在る意識が必要でした
 

何も意識せずとも着ることのできる
洋服とは異なり
 
着物を美しく
且つ苦しくないように着るためには
意識を全身に張り巡らせる必要があります

そういう点でも
日本人の美意識は
嘗ては日常と共にありました
 
日本の美意識が変わってきたのは
着物が洋装へと替って来た頃でしょうか

特に最近は
電車内で化粧をする女性
膝を開いて座る女性
仰向けで口を開けて寝る女性
美意識の欠片もありません

眉を顰めるのは
年配の女性だけではないとしても

私にとって、毎日の通勤の車内は
見たくないもの、美しくないものが
嫌でも目に入ってしまうという
試練の場となっています

 
加えて
現代に於いては
纏う服への意識のみならず
 
更に欠けているのは足元への美意識
 
 
何も意識せずとも履けてしまうフラットシューズ
意識しなければ履けないハイヒール

 
意識を入れることで
どちらが楽に歩くことが出来
 
そして
美しさを醸し出せるか

答えは明らかです。
 
常に意識することで
違和感に敏感になること
 
そうすることで
美意識も鍛えられてゆくことでしょう。
 
 
 











12/19/2018

意識することで得られるもの

日常の行動を振り返ってみると
何をどれだけ意識して過ごしているでしょうか

例えば歩くこと

毎日の通勤時
つい周りの人の歩き方に
目が行ってしまうのだけれど
 
歩くことに意識を入れている人は
ほぼいない
と言っても過言ではありません

意識を入れるということは
 
そこに
美を取り入れるということ

或いは食事時

身体の欲するもの、身体に良いものを
意識して選び、取り入れる
 
且つ
美しく食事をするという意識を持ち
食卓に着く

意識を入れるということは
質の良いエネルギーを
自らの内に取り入れ
そして生み出すということ
 
歩くこと、食事をすること
 
日常に不可欠の
この動作だけを取ってみても
 
意識を入れている時とそうでないときは
 
美しさのみならず
身体に及ぼす影響にも雲泥の差があります
 
日々の思考と行動に
無意識であることで

どれだけ
美しさとエネルギーの無駄遣いをしていることか
 

無意識で行っていることに
先ずは意識を向けてみる
 
 
そこから
美とエネルギーは生まれるのです。
 
 

neneさんとの再会

今月のexchangeのお相手は
La tour des Esprits のneneさんでした

neneさんとは、2度目のexchange

ご一緒くださることが決まって以来
再会を心待ちにしておりました。

 
exchangeが始まると
neneさんは
私が以前、ブログでこっそり書いたつもりの弱点を
しっかりと覚えていてくださり
 
今回は
その弱点を強化するエクササイズから
始めてくださいました。

前回の時も感じたことでしたが
クライアントの細かな情報をも
きちんと把握しておられる
まるで聡明な研究者のような
neneさんを、私はとても尊敬しております
 
neneさんは前回よりも、
更に
声に厚み、深みが加わり
 
日々、如何に
声の哲学を究める努力をされておられることかと
感動いたしました。
 
総仕上げは
neneさんのレッスンを受けた皆さまが
口々に素晴らしいと仰る
 
美しいオーラを引き出すエクササイズ

その日のレッスンでの意識を入れ
表情から、視線、全てにおいて美を表現する
緊張の一瞬

美しさとは
全身に意識を張り巡らさねば
表現することが出来ず
 
一つでも欠ければ醸し出せないものだと
気づかされます。

 
ASAMI-PARISのコーチは
どなたも皆レベルが本当に高く

今回もまた
素晴らしきコーチneneさんより
様々な学びと気付きを頂き
 
 
私も、更に精進してゆかねばと感じました。

neneさん
素晴らしいひと時をありがとうございました。








12/14/2018

祈りを込める

先日のことですが
東山魁夷展へ行ってまいりました

 
東山魁夷の
あの美しいブルーに触れると
 
画の前に立ち
思わず深呼吸したくなる

静謐であり、清々しい
 
どこまでも深く、優しく
切ないブルーの世界


まるで
魂が浄化されるような
重く淀んだ空気さえも一掃するような

清らかな感覚に包まれます

会場は、多くの人出でしたが
 
その場がどれ程喧騒に包まれていても

画と向き合った瞬間
たった一人の世界に入れるという不思議

今回の展示は
 
東山魁夷が、鑑真和上のために制作した
唐招提寺御影堂の障壁画
 
その全てが一堂に会する
またとない機会であり
 
御影堂がそのまま移築されたかのような
素晴らしい空間を堪能いたしました

 
 
なぜ絵を描くのか

長年、自らに問い続けた先に
東山魁夷が到達した答えは

描くことは祈ること

その瞬間、戦慄が走った

だからこんなにも
静謐で清らかなのだと

私が導かれた答えは

美しく生きることもまた祈ること

一歩一歩
美しさと祈りを込め
 
精進してまいりたいと思います
 




12/12/2018

何に価値を置くか

自分の人生に於いて
何が最も大切で、価値あることか

その価値観は人それぞれです。

現代社会に於いて
生き辛いと感じることの多くは

自分の持つ価値観が
所謂、「常識」という枠から外れたとき

「常識」という枠に縛られることで
 
自分の心、本当の気持ちが
押し込められてしまうからではないでしょうか

常識というのは
自分の意見ではなく
世間の意見
 
宛ら大義名分の如く
従わねばならぬものとの
無言の圧力を孕んでいます

価値観は、皆それぞれ違うのに
常識という括りで一纏めにされるからこそ
 
そこに
歪が出るのではないだろうか

 
従うべきは
 
常識よりも自分の価値観

 
私の最も大切にしたいこと
価値を置いていることは

24時間、何時如何なる時も
美しく在りたいということ

 
例えば
 
一般的には
睡眠時間は7~8時間以上取らねばならない
と言われています

勿論、健康を考えるとその通りであり
常識的には正解かも知れない

私もこれまでは
7時間以上取らねばならない、と考え
睡眠時間を捻出するのに
日々努力を重ねておりました

しかし
「7時間睡眠」という枠に縛られ
その時間を確保するために
 
日常の動作が雑になり
美しさが御座なりになるとしたら
 
それこそ、本末転倒ではないでしょうか

先ずは睡眠を、ということで
慌ただしく家事をこなしたり
 
部屋が散らかったまま
取り敢えず睡眠時間を確保する
 
というのでは
美しく在りたいという
自分の価値観が置き去りにされてしまう。

勿論、無駄なことを一つ一つ排除し
出来うる限りの努力をした上で

それでも
睡眠時間が削られてしまうのであれば
それはそれで仕方のないことなのです。

常識に拘り過ぎないことも大切

人生に於いて
最も重要だとしている価値観とは何か

例え常識からは外れているとしても
それを大切にし、磨いてゆくことこそ
 
自らの美学と言えるのです









12/10/2018

美しいエネルギーを浴びる

マリインスキー・バレエ団による
 
ドン・キホーテ
を鑑賞してまいりました。


マリインスキー・バレエ団は
入団条件がとても厳しく
 
聞くところによれば
ダンサーたちの身体のラインの美しさは
他を圧倒するそう。
 
 
劇場には、美しいロシア女性が大勢いらしており
 
漏れ来るロシア語に
一瞬ここは、外国かしら?と勘違いするほど



幕が開けると同時に

目の前に広がる
華やかで美しい、夢のような世界に
 
思わず目が眩みます
 

評判通りの、ダンサーたちの
手や脚のラインの美しさ

美しさとは
 
その細さではなくラインなのだということを
確信し、納得する瞬間

 
羽のようにふわりと軽やかに
柳のようにしなやかに
 
優雅に、そして美しく舞うダンサーの姿に
 
瞬きを忘れるほど

 
凡そ人間業とは思えぬほどの高度な技術

激しいターンの後
指先、足先、頭の先まで
 
全てを一瞬で
ぴたりと止めるスキル

瞬時にぴたりと止めることが
如何に至難の業であるか
 
エクササイズで思い知らされている故に

この境地に達するには
どれ程の努力を重ねたのであろうかと
感嘆せずにはいられない程

静と動、男性性と女性性
 
相対する波動が織りなす
美の世界

ここ最近のバレエ鑑賞は
ダンサーにほど近い席だったのですが

今回は、全体を見渡せる席であったため
舞台全体の美しい世界が、より視界に入り

バレエ、オーケストラ、舞台美術
その波動、旋律、広がる色と世界
 
全てが美しいエネルギーに満ちており
 
 
総合芸術という
素晴らしいエネルギーを全身に感じ
 
至福のひと時を堪能いたしました。
出来うる限り
常に美しいエネルギーを取り入れたい
 
 
様々な美を取り入れ
自分というフィルターをして表現してゆきたい
 
数々の
美しく心振えるシーンを目に焼き付けながら
 
そう感じておりました。
 
 
 





幸せとは

今年も、気づけば残り2ヶ月余りとなった。 時が経つのが、あまりにも早く 多くのことが起こりすぎ、何をしていたのか 思い出せないことも多い。 振り返れば 昨年までは当たり前であったことが 今年は、当然ではなく これから先は、全てが変わってゆくのだと感じる。 もう元に戻ることはないで...