2/09/2018

儚くも美しいもの

紅炉上一点雪(こうろじょう いってんのゆき)

人生とは
紅々と燃える炉の上に舞い降りた
一片の雪のよう

火の紅さ 雪の白さ
二つの色の対比が生み出す美しさ

ふわりと舞い降りた雪が
紅い火に触れるか触れないかの一瞬に
 
儚くも消えてしまうという
刹那の美しさ

炎に触れる瞬間
シュっと微かに立てる音の繊細な美しさ
私たちの人生もまた
この雪のように儚いもの

 
けれど
舞い降りた雪が炎に触れる瞬間まで
幾つもの美を生み出すように
 
 
私たちの人生
それぞれに繰り広げられている
様々な美しいドラマに思いを馳せると
 
その奥深さ、感慨深さを思わずにはいられません。




今年に入り
これまでに増して
毎日が急速に過ぎゆく気がしていますが

 
 
一瞬一瞬に何を感じ
そして何を受け取るか
 
 
瞬間瞬間を真剣に生き
 
また
ハイヒールと共に
一歩一歩を確実に、美しく歩いてゆきたいと
思うのです。

 
立春を過ぎてなお
厳しい寒波が止む気配のない今年の冬

一日も早く
春が来るのを待ち侘びています。
 
 





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