芽吹きの季節となりました
先日、茶室にてお軸を拝見いたしました
春在枝頭已十分
(春、枝頭(しとう)在り すでに十分)
外に出て
春を探しにあちらこちらを歩き回ったが
未だ春を見つけることは出来なかった
落胆して家に帰れば
庭の梅の木の枝に、蕾が膨らんでいた
春はこんな近くに在ったではないか
隣の芝生は青く見える
誰もが一つは
そんな経験を持っています
自分の中に既に在るものに気付かず
そしてまた
気付こうともせず
他に目を向けて羨んでばかりいては
決して成長することができず
幸せを感じることもできません
幸せを感じることもできません
「ない」を探すより
「ある」を探したほうが
どれだけ建設的で前向きなことでしょう
自分の中に
「ある」
を積み重ねてゆくこと
そうすれば
隣の芝生の青さも
自分の家の芝生の青さと同じだと
気づくに違いありません
自分の中に
確たる自信を持つこと
それは
日々の努力を積み重ねることによってのみ
得ることができるのだと思います。
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