4/03/2018

感性と美意識

美しい季節になりました
 
気持ちも新たに迎えた4月
 
私の入学式の時は
桜が満開だったことを懐かしく思い出しますが
 
 
今年は気候の影響で
入学式、入社式
様々な新しい門出のセレモニーに相応しい桜
残念ながら殆どが散ってしまったようでした。

 
 

桜のある風景が美しく感じられるのは
 
暖かな陽ざしの下
桜の周りに集う笑顔が
皆一様に幸せである様子もまた
 
 
殊更に美しく見せてくれるのかもしれません
 

花吹雪、花筏、花散らし
花曇り、花の雪
花明り、花筵
 
そして葉桜

桜をひとつ表現するにしても
数えきれないほど多くの
美しい日本語があります
 
襲の色目などもまた
 
日本人の繊細な美意識を知る上では欠かせなく
 
その日本語の表現の豊かさには
感嘆せざるを得ません

 
花の中でも
日本人にとって、やはり桜は別格であり
 
淡く、儚い美しさの桜が
私たちの心にこれほど響くのは
 
 
やはり私たち日本人は
本来、高い美意識を持っているからだと思うのです
 
 
では何故
日本人の美の基準は
世界レベルに比べ低いとされるのか

 
私たちの中に本来存在する筈である
繊細な美意識を
十分引き出し、且つ生かすには

美しさについて
日々如何に意識を巡らせているか
なのだと思います。

 
日々の言葉遣い、振る舞い方
歩き方や話し方
加えて物事の考え方

自分のそれは美しいか否か?
 
ひとつひとつ
自問する必要があります

 
美しさへの感度を上げること
 
如何なる時でも美しく在りたい
 
という意識が
 
 
潜在している美意識を引き出し
また磨くき上げるのだと感じます。
 
 
 

 

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