6/28/2018

美しい人

茶道の師匠の1周忌茶会を
無事開催することができました。

この度、席主という大役を頂き
師匠のお道具で茶会を開くという趣旨のもと
 
先輩方の手に渡ったお道具を
一つ一つお借りしたり
様々な手配やご案内など
 
初めてのことだけに
数か月かけて先輩方から教えを乞いながら
何とか無事にやり遂せることができました。

ご参加くださった方々が
大変喜んでくださったことで
師匠も喜んでおられるかと思うと
これまでの苦労も報われる気がいたしました。

茶会の中でも
師匠の様々なエピソードを伺いましたが
厳しさにも
必ず愛が溢れていることを誰もが感じており
素晴らしい師と巡り合った幸せを感じます。


数々のエピソードの中でも
ご主人様のお話は
とりわけ胸を打つものがありました。

亡くなるまでご自分の美学を貫かれた師匠ですが
 
美しくない姿を人には見せたくないとのことで
入院先を家族以外には知らせず
誰もお見舞いに行けなかったこと

ご主人が、朝病院に行くと
きちんとメイクを済ませており

「先生が顔色を見て
その日の健康状態を判断してくださるのだから
お化粧は止めなさい」
と注意しても
 
「美しくしなければ、緊張感がなくなって
余計体調が悪くなるの」
と全く受け付けなかったそうで

皆、師匠らしいと頷いておりました。

美しさとは
生きるエネルギーになるのです

人生を振り返った時
自分はどんな人で在ったと言えるか
 
私は、有終の美を飾るが如く
最後の瞬間まで美しい人で在りたい
 
人生を通して
妥協することなく
美しさを極めてゆきたいと思います。






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