先日のことですが
東山魁夷展へ行ってまいりました
東山魁夷の
あの美しいブルーに触れると
画の前に立ち
思わず深呼吸したくなる
静謐であり、清々しい
どこまでも深く、優しく
切ないブルーの世界
まるで
魂が浄化されるような
重く淀んだ空気さえも一掃するような
清らかな感覚に包まれます
会場は、多くの人出でしたが
その場がどれ程喧騒に包まれていても
画と向き合った瞬間
たった一人の世界に入れるという不思議
今回の展示は
東山魁夷が、鑑真和上のために制作した
唐招提寺御影堂の障壁画
その全てが一堂に会する
またとない機会であり
御影堂がそのまま移築されたかのような
素晴らしい空間を堪能いたしました
なぜ絵を描くのか
長年、自らに問い続けた先に
東山魁夷が到達した答えは
描くことは祈ること
その瞬間、戦慄が走った
だからこんなにも
静謐で清らかなのだと
私が導かれた答えは
美しく生きることもまた祈ること
一歩一歩
美しさと祈りを込め
精進してまいりたいと思います
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