日本人の美意識は素晴らしい
と言われて来ました。
例えば、私たちが身に纏うもの
昔の日常着である
着物について触れてみてると
着物は
他人ではなく、自分を喜ばせるため
裏地という、見えないところにお洒落を施します
着物の色の合わせ方
小物の使い方
一人一人の美意識が表れ
更に言えば
日常的に美しく着物を着るためには
正しい姿勢であること
(取り分け着物は、
姿勢を正さないと窮屈で仕方ありません)
歩き方、所作
美しく在る意識が必要でした
何も意識せずとも着ることのできる
洋服とは異なり
着物を美しく
且つ苦しくないように着るためには
意識を全身に張り巡らせる必要があります
そういう点でも
日本人の美意識は
嘗ては日常と共にありました
日本の美意識が変わってきたのは
着物が洋装へと替って来た頃でしょうか
特に最近は
電車内で化粧をする女性
膝を開いて座る女性
仰向けで口を開けて寝る女性
美意識の欠片もありません
眉を顰めるのは
年配の女性だけではないとしても
私にとって、毎日の通勤の車内は
見たくないもの、美しくないものが
嫌でも目に入ってしまうという
試練の場となっています
加えて
現代に於いては
纏う服への意識のみならず
更に欠けているのは足元への美意識
何も意識せずとも履けてしまうフラットシューズ
意識しなければ履けないハイヒール
意識を入れることで
どちらが楽に歩くことが出来
そして
美しさを醸し出せるか
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