入院当初、暫くは本人もショックを受け
先の見えない不安と
全てが思うように行かない不自由な現実に
こちらが何を言っても、頷くか
又は、首を振るかのどちらかで
言葉も殆ど話さず、無表情であった。
無表情な相手に語り掛け
笑いかけるも、反応がないと
こちらもどうしたら良いのか分からず
ただただ、悲しくなってくる。
ところが、最近は
お見舞いに行くたびに、表情が明るくなり
積極的に、日々の出来事を
笑いを交えながら話してくれるようになった。
明るくなったわね、と伝えると
看護士さんが
常に笑わせてくれるから、とのことであった。
笑いとは、伝染するのである。
私も、話を聞きながら、釣られて笑う。
部屋の空気も、笑いと共に
心なしか、軽くなったような気もする。
そして、看護士さんから教えてもらったことには
外は酷暑だけれど
ここは避暑地で快適であり、ラッキーだと
悪い状況にあっても
常に良い面を見ることを教えてもらったと
喜んでいた。
これは正に
ASAMI-PARISコースで学んだことであり
本来ならば
私が先ず伝えねばならないことであったが
恥ずかしながら
逆に、こちらが諭されてしまった。
看護士さんたちには、心から感謝である。
笑っているお陰か
日に日に快方に向かっていることが嬉しい。
日頃、健康であることの有難さを
病気になって、改めて強く感じている毎日。
想像以上の酷暑ではありますが
皆さまも、どうぞご自愛くださいませ。
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