8/06/2019

笑いの効能

家族が病気になり、入院することとなった。

入院当初、暫くは本人もショックを受け
先の見えない不安と
全てが思うように行かない不自由な現実に
こちらが何を言っても、頷くか
又は、首を振るかのどちらかで
言葉も殆ど話さず、無表情であった。

無表情な相手に語り掛け
笑いかけるも、反応がないと
こちらもどうしたら良いのか分からず
ただただ、悲しくなってくる。

ところが、最近は
お見舞いに行くたびに、表情が明るくなり
積極的に、日々の出来事を
笑いを交えながら話してくれるようになった。

明るくなったわね、と伝えると
看護士さんが
常に笑わせてくれるから、とのことであった。

笑いとは、伝染するのである。

私も、話を聞きながら、釣られて笑う。

部屋の空気も、笑いと共に
心なしか、軽くなったような気もする。

そして、看護士さんから教えてもらったことには

外は酷暑だけれど
ここは避暑地で快適であり、ラッキーだと


悪い状況にあっても
常に良い面を見ることを教えてもらったと
喜んでいた。

これは正に
ASAMI-PARISコースで学んだことであり
本来ならば
私が先ず伝えねばならないことであったが

恥ずかしながら
逆に、こちらが諭されてしまった。

看護士さんたちには、心から感謝である。

笑っているお陰か
日に日に快方に向かっていることが嬉しい。

日頃、健康であることの有難さを
病気になって、改めて強く感じている毎日。


想像以上の酷暑ではありますが
皆さまも、どうぞご自愛くださいませ。














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